ポルトガルの電力は7割が再生可能エネルギーです。
2023年上半期の電力ミックスの割合は、総発電量のうち、再生可能エネルギーの割合は70.9%（風力発電 29.1%、水力発電26.8%）でした。2030円までに洋上発電の導入を目標としているそうです。（大使館便り245号から引用）

ポルトガルのガスは主にアフリカから輸入しており、ウクライナ戦争による影響はそこまでありません。
それでもインフレの影響で電気代・ガス代とも2割ほど値上げされています。

ポルトガルでは一般家庭でも家事代行を利用します。それに慣れているせいか一人暮らしであっても家事代行を利用する方もいます。
来られる家政婦はほぼ女性で、掃除・洗濯・料理・買い物等、何でもこなしてくれる方がほとんどです。日本料理は作れませんが、ポルトガル料理であれば何でも作ってくださいます。

利用料金もかなりお手頃で、料金の目安は以下になります。

• 回数：週2回　（1回4時間）
  金額：1ヶ月 200～250€ （交通費込み）
• 回数：週5回（月～金）（1回3時間）
  金額：1ヶ月 500～600€ （交通費込み）

＜注意点＞
●弊社では家政婦さん同士のネットワークを通じて口コミで信頼のおける方を紹介してもらうようにしていますが、それでも現金や備品が盗難されることがあります。貴重品がある部屋にはロックをかけるか常に立ち会うように注意する必要があります。
●英語が話せない方がほとんどで、ポルトガル語でのやり取りになります。
●支払いは現金手渡しを求められる場合がほとんどです。

興味のある方はContactからご連絡ください。

ソニー銀行の外貨預金を利用した、日本円→ユーロの換金方法をご紹介します。
https://moneykit.net/visitor/fx/

ソニー銀行のキャッシュカードはVisaが標準装備されています。
ソニー銀行で外貨預金でユーロを購入し（為替コストは0.15銭。キャンページ時は0円）、そのままVisaデビットでユーロで支払うことができます。

小さな個人店のカフェやレストラン、露店でなければ、ほぼ全てのお店でVisaは使えます。
VisaはVisaタッチが使えるお店が多く（ただし、100€以上の支払いはPINコードの入力を求められる）、支払いも簡単にできます。

ユーロが安くなったときに、多めに購入して、ユーロが値上がったときに一部を売って現在の円高を緩和したり、外貨預金の金利ももらえるため、大変お得です。

こちらで現金が必要な場面は、町中ではほぼありません。ほとんどのお店はクレジットカードが使え、手数料の安さや手軽さから、ソニー銀行Visaデビットは大変おすすめです。

これまでポルトガル滞在のVisaはSEF（Serviço de Estrangeiros e Fronteiras/Immigration and Border Service)という組織で実施していました。
しかし、こちらの組織は2023年10月に閉鎖されることになり、現時点でもほぼ機能していない状況です。（現在は警察がVisa関連の業務を代行しているとのこと。）
2022年あたりから、ウクライナ戦争によるウクライナ移民のVisa対応を優先しだしてから、それ以外の国籍のVisa対応はほぼ機能していません。

日本大使館関係者の方からも、”Visa申請して3年待ちの方もいる。ポルトガル政府に申し送りしているが、なかなか改善されない”との話も聞いています。

ポルトガル滞在のためのVisa取得を考えている方は、日本国内で完了させてから、ポルトガルに来られることを強くお勧めします。

2022年末に観光ビザで入国し、ビザの切替を申請したケースでは、現在もビザの発行に至っていません。申請プロセス番号は発行されているため、ポルトガルの滞在には問題ありませんが、以下のデメリット・リスクがあるとのことでした。

• 日本に一時帰国し、EU圏内で乗り換えを行い、ポルトガルに再入国する場合、経由地の国（特にドイツなどは厳しい）によってはEU圏内への入国を止められる可能性がある（SEFに確認したところ、最終目的地でVISAの確認を行うため問題ないとのことだったが、日本大使館の方は止められる可能性は否定できないと、意見が割れている。）

• 医療を受けるためにID番号が必要だが、それが発行できないため、病院の予約はできない。病院に行って、まず仮番号を発行してもらう必要がある。仮番号のため、新しい予約の度に仮番号を発行しなければならない。

ポルト周辺は一部のスラムを除いて、治安は良く、盗難被害に会うことは稀ですが、この数日間、プロの車上荒らしによる被害が、2日前はMatosinhos、昨日はMaiaで報告されています。（8月2日時点で全国的に車上荒らしが報告されたとニュースになりました。）

バッテリーを搭載するパソコンなどの機器や携帯電話を検知する道具を使っているようで、特定の車を狙って車上荒らしを行っているようです。

深夜時間に車を路上に駐車する場合は貴重品やバッテリー搭載した機器は車内に置かないよう注意下さい。

車上荒らしに会った場合は、警察に連絡し、何を盗まれたのか報告書に書いてもらえると、保険で賄える場合があります。

8月2日からローマ教皇がリスボンを訪れるようですが、それに伴い、ポルトにも各国の信者が集まっているようで、色々な国のNational Flagを持った方が歩いているのを見かけます。人が集まるところに金目のものもあるとにらんで、窃盗を行っているようです。

世界中でインフレが発生していますが、ポルトガルも2022年度は10%弱、2023年度は前年比6％弱*と高い水準です。対策として一部の食料品の消費税（通常は23％）が10月まで免除されています。

対象の食料品は主に生鮮食品の肉、魚、野菜、主食（パン、パスタ、米等）やオリーブオイルなどが対象です。

ただ、ポルトガルはガスはアフリカから輸入し、穀物を除く食品も自国で生産しているものが多く、ウクライナ戦争によるインフレの影響は少ないといわれていたのですが、なぜかインフレに苦しんでおり、現政権に対するデモも発生しています。（ポルトガルのデモは暴力行為はほとんどなく、フランスやドイツに比べたらかわいいものです。）

インフレの理由の一因は便乗値上げ。一時期、ニュースでも大きく取り上げられ、警察も取り締まっている状況です。

*https://www.imf.org/en/Publications/SPROLLS/world-economic-outlook-databases#sort=%40imfdate%20descending

ポルトガルの第2の都市であるポルトは最も人気の旅行先として選ばれています。（*1）

気候も温暖で、歴史的な建物や教会も多く、食事も美味しい上に、他のヨーロッパ諸国に比べて、それほど高くありません。

ヨーロッパ人の間でも人気のポルトガルですが、日本では詳しい現地の情報が発信されておらず、旅先または将来的な移住に少しでもお役に立てるよう、先祖代々ポルトで生活している人々からの情報も含めて発信していきたいと思います。

*1 https://www.worldtravelawards.com/award-worlds-leading-city-destination-2022