世界中でインフレが発生していますが、ポルトガルも2022年度は10%弱、2023年度は前年比6%弱*と高い水準です。対策として一部の食料品の消費税(通常は23%)が10月まで免除されています。
対象の食料品は主に生鮮食品の肉、魚、野菜、主食(パン、パスタ、米等)やオリーブオイルなどが対象です。
ただ、ポルトガルはガスはアフリカから輸入し、穀物を除く食品も自国で生産しているものが多く、ウクライナ戦争によるインフレの影響は少ないといわれていたのですが、なぜかインフレに苦しんでおり、現政権に対するデモも発生しています。(ポルトガルのデモは暴力行為はほとんどなく、フランスやドイツに比べたらかわいいものです。)
インフレの理由の一因は便乗値上げ。一時期、ニュースでも大きく取り上げられ、警察も取り締まっている状況です。
*https://www.imf.org/en/Publications/SPROLLS/world-economic-outlook-databases#sort=%40imfdate%20descending
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